私のクラシック音楽への足跡~その2(12)

コンサートで出会った演奏家たち


(名前をクリックして移行できる)

①吉田恭子 ヴァイオリニスト

②白石光隆 ピアニスト

③藤原由紀乃 ピアニスト

④五木 ピアニスト


(12) 追加の演奏家たち

この、コンサートで出会った演奏家たちは、前頁(10)で一応締めたが、記憶にあるうちに一部の演奏家を記してみた。

 

① 吉田恭子 ヴァイオリンリサイタル  2000年頃? (紀尾井ホール)

この人の演奏はすばらしいものだった、特にショパンの曲は「歌心満点」で非常に感銘を受けた。
もっとも、ショパンは、ピアノで美しいメロディを編み出した作曲家で、それを、歌う楽器であるヴァイオリンで弾くので悪かろうはずはないと言える。
しかし、ただそれだけではない演奏技術の凄さが伝わってきたことを覚えている。他に、演奏した作品(他の作曲家)を思い出さないが、
同様に心を込めて弾いていた印象を強く感じた。

 

●右のチラシは、今回上述した内容とは異なるが、たまたま保管されていた1枚です。

 毎年、紀尾井ホールでヴァイオリンリサイタルを行なっていますが、

 10回目(2009年)になっているので、上記ショパンを含むリサイタルは

 この数年前に開催されたものです。

 

 

 

 

 

これ以後、多くはないがCDや他のメディアで色々な曲を聴いている。

どの作品も、気持ちよく聴ける演奏家である。

今では、日本の有名なヴァイオリニストの一人ですが、

なぜか、目だった活動が少ないように思う。

 

 

【プロフィール】 1974年1月11日

         冴えわたる超絶技巧、
         繊細な彩りを湛えて響く美音、
         巨匠アーロン・ロザンドの愛弟子、
         吉田恭子。

東京生まれ。桐朋学園大学音楽学部を卒業後、文化庁芸術家海外派遣研修生として、英国ギルドホール音楽院、米国マンハッタン音楽院へ留学。
巨匠アーロン・ロザンドに師事。世界各国の音楽祭に参加。ニューヨークを拠点に多岐にわたる演奏活動を行い、数々の賞を受賞。
「研ぎ澄まされた感性や情感を楽器を通して偽りなく表現できるヴァイオリニスト」と絶賛される。

2001年、コロムビアミュージックエンタテインメントより2枚同時発売によるCDデビュー。
2002年「メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲&ツィゴイネルワイゼン」、
2004年「ノスタルジア」、2006年「祈り~Preghiera」、2007年「PASSION~華麗なるポロネーズ」をワーナーミュージック・ジャパンよりリリース。
2008年「グランド・ワルツ」、2009年「チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲&瞑想曲集」をヤマハエーアンドアールよりリリース。
2016年には9作目アルバム「ロマンツァ」をナクソス・ジャパンよりのリリース。「このゆかしい余情を湛えて響く音色は、それ自体が貴重なものだ」
    と音楽専門誌にて高く評価された。

これまでにアーロン・ロザンド、江藤俊哉、滝沢達也各氏に師事。
全国各地でリサイタルを行う他、読売日本交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京都交響楽団、東京交響楽団、
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、東京ニューシティ管弦楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、
関西フィルハーモニー管弦楽団、大阪交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、札幌交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、広島交響楽団、
九州交響楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者が中心となる「マスター・プレイヤーズ,ウィーン」等と共演し、
指揮者、共演者からも厚い信頼を寄せられている。

雑誌や新聞、テレビやラジオ等メディアの出演も多く、最近ではNHK「つながるテレビ@ヒューマン」、NHK「カラヤン生誕100年記念・11時間特別番組」、
テレビ朝日「徹子の部屋」、テレビ朝日「題名のない音楽会」、テレビ東京「みゅーじん/音遊人」、テレビ東京「たけしの誰でもピカソ」等、
番組パーソナリティやコメンテーターとして出演。NHK「地球ウォーカー」ではテーマ曲を担当。
G8北海道洞爺湖サミットでは環境庁エコピニオンとして登場、様々な活動で広く親しまれている。

その他、映像とのコラボレーションによる「いわさきちひろと吉田恭子の世界」、日本ユニセフ協会「オードリー・ヘップバーン子供基金コンサート」、
環境雑誌「ソトコト」等の活動を通じ、子ども達と自然・エコロジー・音楽・チャリティーに対する積極的な取り組みを行い反響を呼んでいる。
また地域社会の活性化と福祉の精神を目的に、全国の小中学生等をクラシックの世界へ道案内する巡回教育プログラム「ふれあいコンサート」シリーズを
2003年よりスタートさせ、これまでに約380公演、8万名以上が参加している。積極的な活動に対する功績が認められ、平成20年度「関西・経営と心の会」奨励賞を受賞。

2011年より開催のYEKアカデミー「若い芽のアンサンブル in 軽井沢」実行委員長。
桐朋学園芸術短期大学非常勤講師。

 

【こんなCDを聴きました】

「ノスタルジア」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

右は、2016年に発売された「ロマンツァ」

レコード芸術誌で「特選盤」の評価を受ける

 

 

 

 

 

【こんな企画もやってました~吉田恭子のセンスの良さが分かります】

 

吉田恭子 オフィシャルサイト       http://www.kyokoyoshida.com/index.html

吉田恭子  Wikipedia

吉田恭子が伝えたいこと    https://e.usen.com/archive/sub-archive/5377.html  

吉田恭子(ぶらあぼ)奇才プロコフィエフの傑作を中心に    https://ebravo.jp/archives/25353

吉田恭子(Billboard JAPAN)インタビュー前編  https://www.billboard-japan.com/d_news/detail/36644/2

吉田恭子(Billboard JAPAN)インタビュー後編  https://www.billboard-japan.com/d_news/detail/36647

吉村妃鞠(吉田恭子の子ども)さん9載でコバケンと共演  PDF

 

 

② 白石光隆 ピアニスト

白石光隆は、ヴァイオリニストの吉田恭子の伴奏をつとめていますが、本人も毎年リサイタルを開催しているベテランのピアニストです。

【プロフィール】 生年月日 不明

   右は、最近行なったリサイタルのチラシ

 

 

 

 

 

 

【こんな珍しいCDを聴きました】

 

  これは、ルロイ・アンダーソン自身がピアノ独奏用に編曲されたものです。

 

③ 藤原由紀乃 ピアニスト

この人のコンサートに行ったは、藤原由紀乃が20歳代の時と思うので、1980年~1990年頃と思われる。
コンサートへ行ったことと、名前と顔はしっかりと記憶しているが、演奏された曲名などは覚えていない。
もしかして、モーツァルトのピアノ協奏曲第25番かも?・・・なぜか、
このピアノ協奏曲25番は、あまり演奏されないので聴いた番号が記憶に残っているが、だれの演奏で聴いたのか覚えていないので、
もしかしたらといった理由だけで、まったく信憑性がない。

藤原由紀乃さん(ここだけ”さん”をつけてしまったが、特に理由はない)は、1986年(20歳)に「ロン・ティボー国際コンクール」で第1位の
栄誉を受けながら、なぜかマスコミにあまり登場されていない。そのほか若い時から色々コンクールなどで活躍されているにも拘わらずです。
「ロン・ティボーコンクール」受賞者の「清水和音」や「横山幸雄」などは、今では名ピアニストとして大活躍中です。

そのため(露出度が低く、目にとまらなかった)、今回この記事を書くまでは、全く意識していなかったピアニストの一人でした。
それで、「藤原由紀乃」をインターネットで調べてみると、情報量の多さにびっくりしてしまった。
また、なぜメジャーから外れているかも分かった。

4歳から、ドイツ・ミュンヘンでアンナ・シュタードゥラー女史に「ベアタ・ツィグラーのピアノ奏法」の指導を受け(母親の影響あり)、
体得後1999年5月に日本に戻り、後継者として、「ベアタ・ツィグラーのピアノ奏法」の普及活動を始めたとのことです

この「ベアタ・ツィグラーのピアノ奏法」とは、”「こころ」に泌み入る、優しく美しく、温かい「魂の響き」”をモットーとした「魂の耳で聞くピアノ奏法」
とのこと。この指導を受けることにより会員の方々自身が「心の安らぎと至福の喜び」を得ることが出来ると言っている。

シュタードゥラー女史は、”「仏教で言う口伝に似たもの」なので、ツィーグラー奏法は個人指導を受けなくては身に付ける事は不可能であり、正しく身に付けた
指導者でなければ教える事ができない。活字を読んだり、話を聞いたり、考えたり、演奏やレッスンを聴講するだけでは、到底解り得ない”と述べている。

何か、スピリチュアルに関係しているようにも思います。このようなことからでしょうか、ネット上では藤原由紀乃は「真如苑」の信者との噂が飛んでいます。
ネット上での噂話は、証明されていない内容が多いようです。

いずれにしても、藤原由紀乃に関して思うのは、元々が実力あるピアニストなので、「ベアタ・ツィグラーのピアノ奏法」が効を奏したのかは分かり
ませんが、発売されたCDの演奏は、高い評価を得ていることから、本人は自信をもってこの「奏法」の効能を確信していることでしょう。

この「ベアタ・ツィグラーのピアノ奏法」を実践しているピアニストが多く挙がってくれば、より納得できますが、まだ聞こえてきません。

【藤原由紀乃の代表CD(参考)】 まだ1枚も聴いておりません。

 

 

 

 

 


  上記、水色の「ボタン」をクリックすると、レコード芸術誌に掲載された論評が見られる(読みづらいが、ハードディスク内を探して2件を見つけ出した)

  いつか、藤原由紀乃のCDで「魂の響き」を聴いてみたいと思う。

 

【プロフィール】

藤原由紀乃のプロフィールは、下記オフィシャルサイトで詳細な記事が載っている(頁数が多いので、この蘭には登載せず)。
このオフィシャルサイトの内容がかなり充実しており、藤原由紀乃の周辺が良く分かる。

 

藤原由紀乃  オフィシャルサイト  https://yukino-fujiwara.com/

藤原由紀乃  フェイスブック    https://www.facebook.com/yukino.fujiwara.3

<参考> ロン・ティボー国際コンクール Wikipedia  https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%B3%EF%BC%9D%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%9C%E3%83%BC%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%AB

 

 

 

 

 

④ 五木田 綾 ピアニスト

【五木田 綾ピアノリサイタル】 2005年7月18日(場所:水海道市立生涯学習センター)

「コンサートで出会った演奏家たち」を記述するにあたり、ハードディスク内を色々と調べていたら、「五木田綾コンサート」のパンフレットの画像が出てきた。
なぜ、このチラシの画像が保存してあったかというと、近所の知人から”私の姪っ子が、近く(水海道)の会場でコンサートを開くので観に行ってほしい”との要請
があり出向いたもので、付き合いで行った感覚だった。

よく知っている「ショパン」の曲を演奏したので楽しんできたことは確かだけれど、責任を果たした意味合いが強かったため、
演奏の感銘度などは、記憶に残っていない。コンサート後は、再会の縁がなく(雑誌やチラシなどで見かけることなく)、ピアニストの名前も忘れていった。

ところが、1~2年前(?)に、私が参加しているクラシックギターバンドMJ7の練習会場のロビーに、五木田綾のコンサートチラシが置いてあったのを
偶然見つけ、1枚貰って来た。確か、「アミュゼ柏」(MJ7がアフタヌーン・コンサートを行なった会場)でやるとのようだった。
今でも活躍しているんだと分かり、懐かしくなった。しかし、このチラシは折角持って帰ったのに、紛失してしまった。

リサイタルのパンフレット

 

パンフレット全8頁 → PDF

【プロフィール】いばらき文化振興財団の登録アーティストプロフィールより転載

国立音楽大学附属高等学校、同大学を首席で卒業。併せて武岡賞、NTTドコモ賞を受賞。
同大学院音楽研究科器楽専攻(ピアノ)修士課程を実技最高位にて修了。
2010年ワルシャワ・ショパン音楽大学を満場一致で修了。
04年、国内外研修奨学金を受け、渡欧。
05年、皇居・桃華楽堂での御前演奏、第75回読売新聞主催・新人演奏会に出演。
07年、アジア国際ピアノコンクール(韓国)ソロ、室内楽両部門において金賞。
10年、エウテルペ国際ピアノコンクール(イタリア)第2位。
同年、ポーランド・ウッジ市より招聘を受け、ポーランド各地の演奏会に出演、好評を博す。
また国内でも、カワイ音楽振興会主催リサイタル、11年8月には、第42回團伊玖磨記念《八丈島サマーコンサート》に
ソリストとして招かれるなど、日本をはじめ、ポーランド、韓国、オーストリア、イタリアにてソロ、室内楽演奏。
これまでにピアノを大畑知子、近藤典子、八木文彦、出羽真理、加藤一郎、マリア・シュライベル
( M.Szraiber )、ブロニスワヴァ・カヴァラ( W.Kawalla )各氏に師事。
ソルフェージュを小崎光洋氏、歌曲伴奏及び室内楽を安井耕一、長尾洋史各氏に師事。
現在、千葉女子専門学校ピアノ講師、つくば国際短期大学ピアノ教室講師、
のばらコーラス(取手市)ピアニストを務めるほか、音楽の花束会員。
リサイタルやサロンコンサート、室内楽伴奏や地域活動など積極的に取り組んでいる。

演奏可能プログラム
45分~1時間程度のプログラム
・ピアノ・ソロ(バッハ、モーツァルト、シューベルト、ショパン、シューマン、他近代の作曲家)
・歌曲、オペラ伴奏(オペラアリア各曲、モーツァルトオペラ、”ヘンゼルとグレーテル”全曲等)
・室内楽(バッハ、モーツァルト ~ プーランク:Pf & Fl, Pf, Ob & Fg, 6重奏等)
・他、室内楽編成によるモーツァルト、ショパンのピアノコンチェルト
近年、子供達・一般のお客様向けにピアノ連弾で“動物の謝肉祭”(サン=サーンス)や
オペラのハイライトコンサートにピアニストとして参加し、ご好評頂きました。
トークを交えたフレンドリーで親しみやすくクラシック音楽をお伝えするプログラムを多く準備しています(県内演奏家との共演)

ピアノ連弾、また室内楽でのレパートリーを増やしている。最近では「ヘンゼルとグレーテル」「サウンドオブミュージック」など
お話とともにまたクラシックの名曲をオリジナルストーリーで結び、ひとつの物語のようにして楽しめるような形のプログラムを多く用意している。

1時間~2時間程度のプログラム

同上、他 モーツァルト、ショパン、グリーグ コンチェルト等
最近では朗読を交えての「くるみ割り人形」「動物の謝肉祭」などお子様~幅広いお客様にお楽しみ頂きました。

【最近のコーンサートチラシ】