コンサートで出会った演奏家たち
前ページの (6)熊本マリ 「2.ギロック生誕100年記念ミニコンサート」の続き
(7) 小原 孝 ピアニスト 1960年3月17日生
●小原孝は、この「ギロック生誕100年記念ミニコンサート」で初めて生演奏を聴くことが出来た。
●2008年頃にほぼ毎日、NHK-FM放送をやたらとエアチェックをやっていた時期に、気が付いたら小原孝を聴いていたように思う。
後でお父さんが有名なギタリストの小原安正だと知った。→小原安正については、「クラシックギター大好き」のところで登載する。
●聴いていた番組は、月曜日から金曜日まで(午前中20分間)毎日放送されていた「弾き語りフォーユー」という、小原孝がパーソナリティ
を務める、話術とピアノ演奏による番組で、1999年から開始し、現在も継続中という超人気長寿番組です。
●放送が平日の午前中なので、録音したものを夜に聴いていた。最初は一週間に1回(一日)の頻度で聴いていたがその内に段々と聴く時間が
なくなってきた。
●上記したように、滅多矢鱈と色んな番組をエアチェックしていたため、膨大な録音数となり、後で聴けるように整理するつもりだったが、
時間がなく敵わなかった。
●エアチェックは、チューナー付き録音機が故障するまでほぼ毎日、10年間続けた。
このエアチェックの詳細は、別途「音楽色々大好き」のところで書く予定。
エアチェック始めた頃の録音例
今、このページを書いているのが2022年1月なので、14年前の2008年1月7日に収録したものを参考として載せた。
放送内容:3曲連続再生(約20分)

●エアチェックで集めた曲は、数百曲以上になると思う(いつか、整理したい)。
【小原孝 ギロックとの出会い】
僕が初めてギロックの作品に出合ったのは、1978年にNHKで放送されていた「ピアノのおけいこ」という番組で、宮沢明子さんが「秋のスケッチ」を紹介しているのを聴いて、
いい曲だなア と思いました。その時からこれは子どもたちだけのレパートリーにしてはもったいない、僕も弾きたいと(笑)。
その後、ピアニストとしてデビューしてからも、みんなにギロックを紹介したくて、自主制作盤として2007年に「小原孝ウイリアム・ギロックを弾く」を作りました。
ギロックの魅力はなんといっても「心と指にやさしい」というところ。加えてスタイルの多様性。バロック、古典派、ロマン派、現代風な作品など様々なタイプの曲があり、
これをレッスンで活用すると、子どもたちが音楽の幅広いスタイルを知るのにとても役立ちます。
究極のところギロックのすごさは、ハイレベルなものを初歩の段階からやさしく伝えるところにあり、デビューの頃からずっと意識してきたので、そこにすごく共感します。