私のクラシック音楽への足跡~その2(4)

コンサートで出会った演奏家たち

(4) 小山実稚恵 ピアノコンサート   1970~1980年頃?

・演奏は、東京文化会館において、ショパンのピアノ協奏曲第1番だったと思う。
 年代から推測すれば、まだ学生ということになる。
 演奏内容など全く覚えてなく、小山実稚恵を見るのが目的だったようにも。
・確か、後でもう一度コンサートへ行っているはずだが、思い出せない。

・小山実稚恵は、デビュー当時からずっと応援してきた演奏家で、現在好みのピアニストは10人以上いるが(基本的にはすべてのピアニストと言っても良いの
 ですが)、今でも私の一番好きなピアニストです。

・小山実稚恵のどこが良いのかと問われれば、テクニックはもちろん最高だが、どの演奏でも安心して聴ける。決して派手ではないが、知的で秘めた感動を
 与えてくれる。 人柄も奥ゆかしさが感じられ、トップスターを光らかすことはしない。
 <あくまでも、私の感想です>

・こうした性格の良さ(知性)を買われて、レコード芸術誌で、2012年から数年間、さまざまな音楽家(指揮者、演奏家など)を招いて、こだわりのトーク
 を展開するという対談シリーズ「音語り~小山実稚恵と仲間たち」が掲載されていた。
 音楽家の本音が垣間見られ、裏話なども語られており面白い内容だった。

・2021年 小山実稚恵の最新CD(32枚目)「ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第30番、31番、32番」は、レコード芸術誌で「特選盤」の評価を受けた。

小山実稚恵(1959年5月3日生)

【プロフィール】
・人気・実力ともに日本を代表するピアニスト。

・1982年チャイコフスキー国際コンクール、1985年ショパン国際ピアノコンクールの二大コンクールに入賞(日本人では初めて)以来、今日に至るまで、
 コンチェルト、リサイタル、室内楽と、常に第一線で活躍し続けている。

・2006年~17年までの壮大なシリーズ『12年間・24回リサイタルシリーズ』は、その演奏と企画性が高く評価さ れ、2016年度 芸術選奨文部科学大臣賞
 受賞した。
・2019年春からは、新シリーズ『ベートーヴェン、そし て・・・』が、全国6都市でスタート。

・これまでに国内の主要オーケストラはもとより、モスクワ放送響(現・チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラ)、ベルリン響、ロイヤル・フィル
 BBC響、イギリス室内管、アカデミー室内管、ロッテルダム・フィル、シン フォニア・ヴァルソヴィア、ワルシャワ・フィル、モントリオール響、ボルティ
 モア響などと共演しており、フェド セーエフ、テミルカーノフ、マリナー、小澤征爾といった国際的指揮者との共演も数多い。

協奏曲のレパートリーは 60曲を超える。

・また、ショパン、チャイコフスキー、ロン=ティボー、ミュンヘンなどの国際コンクールでは審査員を務める

・東日本大震災以降、被災地の学校や公共施設等で演奏を行い、仙台では被災地活動の一環として自ら企画立案し、 ゼネラル・プロデューサーを務めるプロ
 ジェクト『こどもの夢ひろば "ボレロ"』を毎年開催している

・CDは、ソニー・ミュージックジャパンインターナショナルと専属契約を結ぶ。
 30枚目となる『バッハ:ゴルトベルク 変奏曲』は、「レコード芸術」の特選盤に選ばれた

著書としては『点と魂と ―スイートスポットを探して』をKADOKAWAより出版。
  また平野昭氏との共著『ベートーヴェンとピアノ 「傑作の森」への道のり』『ベートーヴェンとピアノ 限りなき創造の高みへ』を音楽之友社 より出版。

2005年度 文化庁芸術祭音楽部門大賞、
 2013年度 東燃ゼネラル音楽賞洋楽部門本賞
      ならびにレコード・アカデミー 賞(器楽曲部門『シャコンヌ』)、
 2015年 NHK交響楽団「有馬賞」、
 2015年度 文化庁芸術祭音楽部門優秀賞
      ならび に第28回ミュージック・ペンクラブ音楽賞、
 2016年度 芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。2018年度 大阪市市民表彰を 受ける。
 2017年度には、紫綬褒章を受章している。 (2020年6月現在)

 

【trivia】

・1915年4月19日小山実稚恵のデビュー30周年を記念して開かれたコンサートを、皇后さま(当時)が鑑賞された。
 小山実稚恵は、2009年に天皇陛下の即位20年を祝う式典で両陛下を前に演奏するなど、皇后さまと親交がある                    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【主な受賞歴のまとめ】

• 1980年 - 日本音楽コンクールピアノ部門 第3位
• 1982年 - チャイコフスキー国際コンクールピアノ部門 第3位
• 1985年 - ショパン国際ピアノコンクール 第4位入賞
• 1986年 - 第12回日本ショパン協会賞
• 1994年 - 飛騨古川音楽奨励賞
• 2005年 - 文化庁芸術祭音楽部門大賞
• 2005年 - 第7回ホテルオークラ音楽賞
• 2013年 - 第43回 東燃ゼネラル音楽賞
• 2015年 - 第35回 NHK交響楽団「有馬賞」
• 2015年 - 文化庁芸術祭音楽部門優秀賞
• 2016年 - 芸術選奨音楽部門文部科学大臣賞
• 2017年 - 紫綬褒章

 

【参考】小山実稚恵CDデビュー盤

     1987年 発売

小山実稚恵 ショパン

ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 作品58
1 第1楽章:アレグロ・マエストーソ
2 第2楽章:スケルツォ,モルト・ヴィヴァーチェ
3 第3楽章:ラルゴ
4 第4楽章:フィナーレ,プレスト・ノン・タント
5 マズルカ第40番ヘ短調 作品63の2
6 マズルカ第41番嬰ハ短調 作品63の3
7 マズルカ第38番嬰ヘ短調 作品59の3
8 アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズ 変ホ長調



                                           

                                                     

 

 

 

 

 

 

【どんなCDを聴いてきたか】

 小山実稚恵のファンを公言するも、所有するCDは非常に少ない。しかも紛失している。

 下記は、ハードディスクで見つけた、CDの音源。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


                 ・なぜか、一時期に「スクリャービン」を聴いていた。
                「スクリャービン」の交響曲全集を聴いていたことと関係あるかも


 

 

 

 

 

 

 

2016年12月7日 発売

小山実稚恵 カンタービレ

1 シューベルト:即興曲第3番変ト短調D899(作品90の3)
2 リスト:ため息
3 ショパン:練習曲イ短調作品10の2
4 ドビュッシー:夜想曲(ノクチュルヌ)
5 ラフマニノフ:練習曲集「音の絵」作品39~第3番嬰ヘ短調
6 グラナドス:組曲「ゴイェスカス」~第4曲「なげき、またはマハと夜うぐ」
7 J.Sバッハ:パルティータ第2番は短調~第5曲「ロンド」
8 プロコフィエフ:「ロメオとジュリエット」からの10の小品,作品75より
          「別れの前のロメオとジュリエット」
9 アルベニス:パバーナ・カプリーチョ
10 ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
11 ショパン:練習曲嬰ハ短調作品2の1
12 ブラームス:間奏曲イ長調作品118の2
13 ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調作品22