私の好きなクラシック音楽(1)

「私の好きなクラシック音楽(1)」では、私の「心の3大作曲家」に関する補足説明です。

  3大作曲家の「モーツァルト」「ベートーヴェン」「ドヴォルザーク」を設定した理由は別のページで述べている。

私の3大作品(曲目)は次の3曲となる。    (1)ベートーヴェンの交響曲第9番「合唱付」
                        (2)ドヴォルザークのチェロ協奏曲
                        (3)モーツァルトのクラリネット協奏曲

(3)のモーツァルトの場合は、過去に「交響曲第41番」とか「ピアノ協奏曲第27番」を選んでいたので、今後別の曲になる可能性はある。

次に4番手、5番手に入ってくる作曲家(5大作曲家?)も「心の作曲家」であることに変わりはない。ただ、3大作曲家に比べると私が聴いて来た曲目数
 に圧倒的な差がでてしまうことと関連している(下記の「私が聴いて来た作品比較一覧」参照)

クラシック音楽界でのメロディメーカーといえば、ベートーヴェンよりもシューベルトを挙げるのが普通でしょう。31年の生涯で「交響曲」「歌曲」「室内
   楽曲」、「ピアノ・ソナタ」、「宗教曲」などで多くの親しみやすい作品を残している。

  ドヴォルザークは、ベートーヴェン同様にシューベルトも敬愛していた。
   しかし、シューベルトは、活動時期がベートーヴェンの後半生と重なっているため、どうしてもベートーヴェンと比較してしまう。

ブラームスはベートーヴェン以後に、すばらしい交響曲を書いている。その他の作品もすべて格調が高く、心に残るものが多い。私の中では好ましい作曲家
  の上位にある。4番手に挙げたが、作曲家としてドヴォルザークの方が上である(優れている)ということではない。

 ブラームスは、ドイツレクイエムを除き、宗教曲やオペラの大作がないのが残念だが、ブラームスの作品は、今後も丁寧に聴いて行きたい。

では、私の5番手の作曲家は誰になるかといえば、決められない。そもそもクラシック音楽が好きで聴いてきたので、ほんの一部を除けば嫌いな楽曲などは
 あるはずがなく、順位などは私にとってあまり意味をもたない。ということで、これ以降に出てくる作曲家は好みの順位とは関係なく取り上げている。

チャイコフスキーは、バレエ音楽の世界で、1位から3位まで一人で独占するほどのすばらしい曲(3大バレエ曲)を創作している。また、宗教曲を除けば
 作品のジャンルも広い。日本での人気も高い。ただ、チャイコフスキーは好きな作曲家であることには変わりないが、積極的に聴く機会が少なくなっている。

 チャイコフスキーの作品で私が特に好き曲を5点挙げてみた。

  (1)ヴァイオリン協奏曲(チャイコフスキーにしては、良い意味で能天気な曲)
  (2)交響曲第6番「悲愴」(それ以前の交響曲のように騒がしいだけでなく、独特の厭世観、諦念観が魅力的であり、チャイコフスキーにしか創れない)
  (3)弦楽六重奏曲フィレンツェの想い出」(室内楽で大曲のためか、知名度が今一。弦楽四重奏だけではもったいない。イタリアっぽくなく、あくまでチャイコ節)
  (4)バレエ音楽「白鳥の湖」「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」(チャイコフスキーのメロディストとしての力量が最も発揮されている)
  (5)スラヴ行進曲(テーマは古い民謡素材のメロディとのこと。青春時代の懐かしくも想い出の曲)。

「私の3大作曲家」には入れていないが、クラシック音楽の「通」であれば、マタイ受難曲を作曲し、人を感動に導く「フーガ」の技法を確立したバッハを
  トップに挙げる人は多いでしょう。たしかに、素晴らしいです。
  バッハは、もちろん今迄に有名曲は殆ど聴いてきたし(一応、バッハ大全集 CD142枚 も所有している)、今後も聴いて行きたい作曲家である。
  しかし、CDは所有しているものの、200曲もある「カンタータ」は数曲くらいしか聴いていない。いつか、これを踏破してみたい。

重複するが、好きな作曲家・作品は書ききれないほど多く存在し、聴いて来た。今後も出来るだけそれ等を聴いて行くつもりでいる。
 「私の好きなクラシック音楽(2)」では、「中世の音楽」から「現代の音楽」までの好きな作品をピックアップして行くが、これがメインの作業
 になると思っている。

 

ここに、ドヴォルザークとチャイコフスキーとブラームの、私が「聴いて来た作品の一覧表」(作曲家の全作品ではない)を作ってみた。
  ドヴォルザークが、作品のボリュームで二人を圧倒しているのが分かる。

  こうしてみると、ベートーヴェンもモーツァルトもすべてのジャンルで数多くの作品を残しており(別記~準備中)、
  どれも魅力的であるということが私の3大作曲家に共通している。

3人の「私が聴いて来た作品比較一覧

種類 ドヴォルザーク チャイコフスキー ブラームス
交響曲 交響曲第1番「ズロニッツの鐘」 交響曲第1番~3番 交響曲第1番
交響曲 交響曲第2番 交響曲第4番 交響曲第2番
交響曲 交響曲第3番 交響曲第5番 交響曲第3番
交響曲 交響曲第4番 交響曲第6番「悲愴」 交響曲第4番
交響曲 交響曲第5番 交響曲「マンフレッド」  
交響曲 交響曲第6番 交響曲第7番「人生」:未完成を他人が完成させたもの  
交響曲 交響曲第7番 (交響曲第1番~3番は、CDを複数所有しているが、特に
 好んで聴いてはいない。しかし、嫌いなわけではない)
 
交響曲 交響曲第8番    
交響曲 交響曲第9番「新世界より」    
協奏曲(風) ピアノ協奏曲 ピアノ協奏曲第1番 ピアノ協奏曲第1番
協奏曲(風) ヴァイオリン協奏曲  (第2番、3番はCDを所有し、一度は聴いている。) ピアノ協奏曲第2番
協奏曲(風) チェロ協奏曲 ヴァイオリン協奏曲 ヴァイオリン協奏曲
協奏曲(風) 森の静けさ、 ロンド ロココの主題による変奏曲 ヴァイオリンとチェロのためのW協奏曲
協奏曲(風) ロマンス、 マズレク    
管弦楽曲 スラヴ舞曲第1集(全8曲) バレエ「白鳥の湖」全曲、組曲 セレナーデ第1番
管弦楽曲 スラヴ舞曲第2集(全8曲) バレエ「眠りの森の美女」全曲、組曲 セレナーデ第2番
管弦楽曲 弦楽セレナーデ バレエ「くるみ割り人形」全曲、組曲 大学祝典序曲
管弦楽曲 管楽セレナーデ 弦楽セレナーデ 悲劇的序曲
管弦楽曲 ノクターン 組曲 第1番 ハイドンの主題による変奏曲
管弦楽曲 序曲「自然の王国で」 組曲 第2番 ハンガリア舞曲集~管弦楽版
管弦楽曲 序曲「謝肉祭」 組曲 第3番 (編曲:ブラームス 1,3,10番:ドヴォルザーク 17~21番)
管弦楽曲 序曲「オセロ」 組曲 第4番「モーツァルティアーナ」  
管弦楽曲 序曲「わが家」 イタリア綺想曲  
管弦楽曲 悲劇的序曲「フス教徒」 大序曲「1812年」  
管弦楽曲 スケルツォ・カプリチオーソ スラヴ行進曲  
管弦楽曲 スラヴ狂詩曲第1番 幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」  
管弦楽曲 スラヴ狂詩曲第2番 幻想序曲「ロミオとジュリエット」  
管弦楽曲 スラヴ狂詩曲第3番 幻想序曲「ハムレット」  
管弦楽曲 交響的変奏曲 四季(12曲)<管弦楽版>  
管弦楽曲 伝説曲集(全10曲)    
管弦楽曲 チェコ組曲(全5曲)    
管弦楽曲 アメリカ組曲(全5曲)    
管弦楽曲 プラハ・ワルツ、 ポロネーズ、 ポルカ    
管弦楽曲 祝祭行進曲    
管弦楽曲 交響詩「水の精」    
管弦楽曲 交響詩「真昼の魔女」    
管弦楽曲 交響詩「金の紡ぎ車」    
管弦楽曲 交響詩「野鳩」    
管弦楽曲 交響詩「英雄の歌」    
室内楽曲 弦楽四重奏曲第1~第4番 弦楽四重奏曲第1番 弦楽四重奏曲第1番
室内楽曲 弦楽四重奏曲第5~第7番 ピアノ三重奏曲 弦楽四重奏曲第2番
室内楽曲 弦楽四重奏曲第8~第11番 弦楽六重奏曲 弦楽四重奏曲第3番
室内楽曲 弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」   弦楽五重奏曲第1番
室内楽曲 弦楽四重奏曲第13番   弦楽五重奏曲第2番
室内楽曲 弦楽四重奏曲第14番   弦楽六重奏曲第1番
室内楽曲 弦楽四重奏による「糸杉」   弦楽六重奏曲第2番
室内楽曲 弦楽四重奏のための二つのワルツ   ピアノ三重奏曲第1番
室内楽曲 弦楽五重奏曲第2番   ピアノ三重奏曲第2番
室内楽曲 弦楽五重奏曲第3番   ピアノ四重奏曲第1番
室内楽曲 弦楽六重奏曲   ピアノ四重奏曲第2番
室内楽曲 弦楽三重奏曲   ピアノ四重奏曲第3番
室内楽曲 バガテル   ピアノ五重奏曲
室内楽曲 ピアノ三重奏曲第1番   ホルン三重奏曲
室内楽曲 ピアノ三重奏曲第2番   クラリネット三重奏曲
室内楽曲 ピアノ三重奏曲第3番   クラリネット五重奏曲
室内楽曲 ピアノ三重奏曲第4番「ドゥムキー」    
室内楽曲 ピアノ四重奏曲第1番    
室内楽曲 ピアノ四重奏曲第2番    
室内楽曲 ピアノ五重奏曲第1番    
室内楽曲 ピアノ五重奏曲第2番    
室内楽曲 弦楽セレナード~オリジナル八重奏版    
ヴァイオリン ヴァイオリン・ソナタヘ長調 なつかしい土地の思い出 ヴァイオリン・ソナタ第1番
ヴァイオリン 4つのロマンティックな小品 憂うつなセレナード ヴァイオリン・ソナタ第2番
ヴァイオリン ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ   ヴァイオリン・ソナタ第3番
ヴァイオリン ノクターン    
ヴァイオリン ヴァイオリンとピアノのためのマズレック    
ヴァイオリン ヴァイオリンとピアノのためのバラード    
ヴァイオリン カプリッチョ    
ピアノ 二つのメヌエット ピアノ曲集「四季」(全12曲) ピアノ・ソナタ第1番
ピアノ ドゥムカニ短調 ワルツ・スケルツォ ピアノ・ソナタ第2番
ピアノ スコットランド舞曲   ピアノ・ソナタ第3番
ピアノ マズルカ集(全8曲)   連弾:ワルツ集
ピアノ ワルツ集(全8曲)   連弾:ハンガリー舞曲集(全21曲)
ピアノ 主題と変奏曲    
ピアノ 二つのフリアント    
ピアノ ドゥムカ、 フリアント、 即興曲    
ピアノ 二つのピアノ小品    
ピアノ 四つの牧歌    
ピアノ 三つのアルバムのページ    
ピアノ 六つのピアノ曲    
ピアノ 詩的な気分画(全13曲)    
ピアノ 八つのユモレスク    
ピアノ 影絵(全12曲)    
ピアノ アメリカ組曲(全5曲)    
ピアノ ピアノ連弾:スラヴ舞曲第1集(全8曲) ピアノ連弾:交響曲第6番「悲愴」  
ピアノ ピアノ連弾:スラヴ舞曲第2集(全8曲)    
ピアノ ピアノ連弾:伝説曲(全10曲)    
ピアノ ピアノ連弾:ボヘミアの森から    
ピアノ ピアノ連弾:交響曲第9番「新世界より」    
他、器楽 オルガン:前奏曲とフーガ B.302 全8曲   チェロ・ソナタ第1番
他、器楽     チェロ・ソナタ第2番
他、器楽     クラリネット・ソナタ第1番
他、器楽     クラリネット・ソナタ第2番
歌劇 歌劇「アルフレート」 歌劇「エフゲニー・オネーギン」  
歌劇 喜歌劇「王様と炭焼き」 第二作目 歌劇「スペードの女王」  
歌劇 歌劇「ヴァンダ」    
歌劇 喜歌劇「いたずら百姓」    
歌劇 歌劇「デミトリー」    
歌劇 歌劇「頑固者たち」    
歌劇 歌劇「ジャコバン党員」    
歌劇 歌劇「悪魔とカーチャ」  (ドヴォルザークと同じで11曲の歌劇を創ったが、
  ドヴォル同様に4、5曲以外は殆ど演奏されない。)
 
歌劇 歌劇「ルサルカ」    
歌劇 歌劇「アルミダ」    
宗教曲 スターバト・マーテル 宗教曲は殆ど無いに等しい ドイツ・レクイエム
宗教曲 レクイエム    
宗教曲 カンタータ「幽霊の花嫁」    
宗教曲 テ・デウム    
宗教曲 詩編第149番    
宗教曲 ミサ曲ニ長調    
宗教曲 聖書歌曲集(オーケストラ伴奏版)    
宗教曲 讃歌「白山の後継者たち」    
宗教曲 オラトリオ「聖ルドミラ」    
宗教曲 カンタータ「アメリカの旗」    
声楽曲 モラヴィア二重唱曲(全23曲) (300曲も歌曲を創っているが、なぜか私は殆ど
     聴いてこなかった~記憶に残っていない。)
(ブラームスも歌曲を300曲創っている。
  20曲以上は聴いている~CD所有))
声楽曲 聖書歌曲集(全10曲)    
声楽曲 わが母の教え給いし歌    
声楽曲 ジプシーの歌(全7曲)    
声楽曲 新しいギリシャの三つの歌    
声楽曲 民謡調で(全4曲)     
声楽曲 混声のための四つの合唱曲    
声楽曲 混声のための合唱曲集「自然の中で」4曲    
声楽曲 バリトン独唱のための「愛の歌」8曲    
その他 フォスター作曲「故郷の人々」の編曲版
    ~合唱、管弦楽のための